UMFとは?

UMF(ユニークマヌカファクター)とは、マヌカハニーの抗菌力を示す表示です。

1980年にニュージーランドの国立ワイカト大学生物化学研究所のピーター・モーラン博士によって、そのテスト方法とUMF数値が確立されました。

UMF(ユニーク・マヌカ・ファクター)は、マヌカの木の花より採取した蜂蜜の特異性を表し、その特徴である抗菌活性値を示しています。標準的なフェノール水溶液の抗菌成分と比較し、等級の数値を決定しています。
数値が大きいほど抗菌成分が多くなります。

UMF10+は、フェノール水溶液10%と同程度の抗菌成分が含まれることを表しています。

数値が高いほど、抗菌力も上がります。

ワイカト大学の調査により、マヌカに含まれるこの抗菌活性要素(UMF)は、環境変化(光や熱)に対する安定性が高いとわかりました。熱の影響をうけずに、高い活性を維持できるということです。

一方マヌカハニーに含まれるUMFは一定ではなく、収穫されたものによってそれぞれ活性度が違うことがわかりました。そこでワイカト大学にて蜂蜜の抗菌活性を測定する基準を定義し、個々のマヌカハニーのUMFがもつ抗菌活性のレベルがわかるようにしたのです。それがUMF値です。 UMFを表示するには、ニュージーランドの認証機関で認定されなければ表示できません。

UMFの表示があるマヌカハニーは、認証機関で認定を受けたマヌカハニーです。

2008年にはドイツのドレスデン工科大学のトーマス・ヘレン教授が、長い間謎とされてきたマヌカの抗菌作用をもたらす物質がMGO(メチルグリオキサール)だとつきとめました。

近年ではマヌカハニーの表示はUMFとMGの2種類の表示がほとんどで、ニュージーランドのメーカーにより、どちらの協会に属しているかで表示が異なります。